こんにちは。
大阪独立開業手続きサポーター行政書士の長島です。
今日は、「行政書士のマーケティング事情2」です。
不定期のシリーズものになりますが、よろしくお願いします。
先日投稿されたインタビュー記事につき、私なりのマーケティングとセールス法を語っております。
セミナー講師をされているような先生と比べれば、まったく足元にも及びませんが、将来も継続してやっていく自信はついたので、ますます前進していこうと思います。
さて、本題の行政書士のマーケティング事情。
今日は第2弾ですが、これは、行政書士業務の特性ともいうべきところです。
結論から言いますと、
「単発仕事である」
ということです。
これは、ビジネスを行う上で、致命的なものです。
通常は、一つの仕事をこなし、信用、信頼を構築して継続して取引をしてもらうスタイルで事業を継続します。
建設業者しかり、製造業者しかり。
親会社から仕事をもらって、高品質な工事や製品を作って信用度を高め、新たな仕事を受注する。
このルートを複数確保するのが、事業を拡大する方法です。
しかし、行政書士の場合は、
・会社設立なら設立が完了後、それで終了
・建設業許可なら許可が取れたら、それで終了
・離婚業務なら離婚協議書を作ったら、それで終了
と、次につなげにくい仕事です。
そうなんです。
「継続して取引してもらうビジネスモデルを作ることが非常に難しい」
業態なんです。
一方、司法書士はどうなのか?
この職業も単発業務なのですが、私が思うに、
・不動産取引はマイホームを含めて毎日ある
・あらゆる会社や法人の登記を取り扱えるので、何らかの変更手続きが毎日ある
ので、エンドユーザーとはその場限りの付き合いでも、不動産屋さんや税理士さんとつながっておけば、毎日売り上げを出すことは十分可能です。
そして、ありとあらゆる法人、ありとあらゆる人とビジネスが出来るチャンスがあるのです。
「特定の業界という狭い市場に縛られずに商売が出来る」
ことができます。
この差は大きいですよ~。
建設業許可業者さん、毎日変更があったら、経営がぐらついている証拠です。
離婚ご希望者さん、人生この一回きりにしたいはずです。もしかしたら離婚を選ばない可能性だってあります。
会社さん、できるだけ設立時には事業目的や役員は固めたいし、頻繁に会社名や本社移転していると怪しまれます。
単発かつたびたびのリピートが発生すると、「何かあるのかな?」と疑わなければならないです。
行政書士は、本当に営業が難しい職業です。
だから、「食えない資格」の代表格になるのだと思います。
でも、ここを乗り越えられたら安定経営が実現すると思います。
そのために、私も、答え探しに毎日走りながら続けております!
次回以降に続きます。